WIA CASE LAB / 01

余っている500万円。
何に投資する?

商品を選ぶ前に、まず「本当に500万円が投資に使えるのか」を考える仮定教材です。人物・金額・家族構成は説明のためのフィクションであり、個別相談ではありません。

所要目安:10分テーマ:資金管理 / 投資判断正解を当てる問題ではありません
CASE 0148歳・会社員 / 家族のお金と投資を考える
預貯金1,200万円
投資経験NISAを少し
子ども高校生 1人
住宅ローン残り8年
今回の希望500万円を運用したい
今の気持ち現金のままも不安

商品を探す前に

あなたなら、何を確認しますか?

「株か、投資信託か」「何%増やしたいか」より先に、質問を作ってください。

この500万円は、いつ使う可能性がある?

教育費、住宅、老後、家族の予定。最も早く必要になる時期はいつか。

近い将来の予定支出はいくらある?

進学、納税、修繕、大型購入など、時期と金額が見えている支出を書き出す。

収入が減った場合、現金はいくら必要?

会社員でも収入が必ず維持されるとは限らない。固定費と家族条件を見る。

値下がりしたまま3年経っても待てる?

使う時期が先に来るなら、「戻るまで待つ」は選べない。

何のために増やしたい?

「現金のまま不安」と「目的のために運用したい」は同じではない。

ここで一度止める

現時点で「500万円を投資に使える」と言えますか?

  • □ はい。必要資金を別に確保している。
  • □ いいえ。まだ教育費や生活資金を分けていない。
  • □ 分からない。確認する情報が足りない。

「分からない」は失敗ではありません。判断に必要な情報が不足していると分かれば、次の行動は「調べる」に変わります。

WIAで確認する順番

500万円を、最初から
「投資資金」と呼ばない。

口座にある金額と、価格変動を受け入れられる金額は同じとは限りません。条件が変わると、同じ500万円でも判断が変わります。

IF 01
3年以内に大きな教育費が必要になる。

使う時期が近い資金を先に分ける。価格が下がったときに待てない可能性を考える。

IF 02
住宅修繕や車の買替えが決まった。

「予定支出」が増えれば、以前の投資候補額をそのまま使わず再計算する。

IF 03
転職・独立で収入の安定性が変わった。

必要な現金の余裕が変わる。資産額だけでなく、収入側の条件も見直す。

IF 04
500万円が長期間使わない資金だと確認できた。

ここで初めて、目的・時間軸・許容できる損失に合う選択肢を比較する段階へ進む。

IF 05
確認しても判断できない。

無理に商品を選ばない。「保留して学ぶ」ことも判断の一つとして残す。

CASE COMMENTARY

商品選びは、
最後の問い。

このケースの目的は「500万円なら何を買うべきか」を答えることではありません。商品名を消した状態で、必要時期・生活資金・予定支出・収入・目的を整理できるかを確認することです。

同じ48歳、同じ預貯金1,200万円でも、家族構成や支出予定、働き方が違えば条件は変わります。だから、一般的な比率を先に当てはめるのではなく、自分側の条件を先に置きます。

「何に投資する?」の前に、「いくらなら価格変動を受け入れられる?」を決める。

そのあとで初めて、投資対象のリスク・流動性・費用・情報を比較します。WIAではこの順番を、記事・ケース・過去相場の練習で繰り返します。

次は、自分のケースを
1枚に書き出す。